チャーリー・ヘイデンが、心を許せる4人の演奏家とのデュオで構成したアルバム。キース・ジャレット、オーネット・コールマン、アリス・コルトレーン、ポール・モチアン。最後の曲では、1975年にポルトガルからの独立を果たしたアンゴラ共和国を取り上げている。しかし、2002年まで内戦が続いた。曲のタイトルにはアンゴラの文字を表してはいないが、アンゴラ解放人民運動の「国歌」が挿入されている。
ここでの主張は、1970年に録音されたヘイデンの前作『リベレイション・ミュージック・オーケストラ』からの流れである。ジャズはあくまでもジャズであるが、1970年代の政治、植民地支配、独立運動などを知っていないと、このアルバムの真の価値を理解できない。さらには、チャーリー・ヘイデンというベーシストも。なお、LPの優れたジャケットをそのまま採用したCDは廃盤状態で、The Jazz Heritage SeriesからリリースされたCDはLP裏面のヘイデンの写真を使用している。
1. Ellen David
2. O.C.
3. For Turiya
4. For A Free Portugal
Track 1
Charlie Haden - bass
Keith Jarrett - piano
Recorded on March 18, 1976 at Generation Sound, NYC.
Track 2
Charlie Haden - bass
Ornette Coleman - alto saxophone
Recorded on March 21, 1976 at Generation Sound, NYC.
Track 3
Charlie Haden - bass
Alice Coltrane - harp
Recorded on January 26, 1976 at Kendun Recorders, Burbank, CA.
Track 4
Charlie Haden - bass
Paul Motian - percussion
Recorded on March 21, 1976 at Generation Sound, NYC.