スイングジャーナル 1968年4月号

表紙はアルバート・アイラー。岩浪洋三氏は「変貌するマイルス・デイビス5重奏団」のタイトルで1960年代後半のマイルスグループを絶賛し、さらに前進していくだろうと期待を寄せている。しかし、翌年の1969年にはアルバムIn A Silent Way、そしてBitches Brewが録音される。すなわち岩浪氏は「変貌する…」と自分で書きながら、5重奏団で前進していくと見誤った。と、今だから言えるのである。

そして、「オーネット ロンドンで小野洋子と共演」という注目すべき記事。この共演はアルバムYoko Ono Plastic Ono Bandとしてリリース。コールマンのディスコグラフィーによると、録音データは以下の通り。なお、この時点では、小野は米国の映像作家アンソニー・コックスの妻。

Ornette Coleman - trumpet, violin, Charlie Haden - bass, David Izenzon - bass, Ed Blackwell - drums, Yoko Ono - vocals, Recorded on February 29, 1968 at Royal Albert Hall, London, England.

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