加川良 / A Live.

このアルバムの正式タイトルは『加川良、ウィズ、村上律。(A Live.)』。タイトルというより概要になっている。つまり、加川良と村上律がスタジオでライブ。ただし、一日で仕上げたのではなく、データによると1982年9月から10月となっている。新曲は入っていないが、内容が素晴らしいだけにタイトルを工夫して欲しかった。

加川良の唄は、そして詩は、自分を自然と振り返させてくれる。だが、何度聴いても懐メロにならない。このアルバでは、村上律のラップ・スティール・ギターが、それを一層強調する。

1. 北風によせて
2. 駒沢あたりで
3. コスモス
4. 偶成
5. 今晩はお月さん
6. オレンジ・キャラバン
7. 祈り
8. ばびぶぶべべ
9. 女の証し
10. ゴスペル

加川良 - vocals, acoustic guitar
村上律 - lap steel guitar, vocals

Recorded in September - October 1982 at Sunrise Studio.

湯川れい子 / きずな ― The Spirit Of Japan

2007年に湯川れい子氏と仕事をさせてもらった。その時に紹介を受けたアルバムで、湯川氏作詞の「きずな」の楽譜が同梱されている。それとは別に、湯川氏からは歌詞カードをいただいた。

仕事を通じて、音楽のことはもちろん、写真のこと、さらには、その年から自分が仲間達と始めた谷戸田での米作りまで、いろんな話を湯川氏とできたことが、自分にとっての宝となった。もう15年前のことである。以下は、「きずな」の歌詞の一部。

なぜに 傷つけ合うの
世界中で ただひとりだけの
あなたという 大事な命

いつまでも
いつの日までも
幸せでありますように・・・と
祈る

ありがとう 生まれてきたこと
ありがとう きずなに感謝

1. きずな
2. Amazing Grace
3. きずな / Original Karaoke
4. Amazing Grace / Original Karaoke

The Spirit of Japan : 本作品のために3組が集まって結成された総勢200名のコーラスグループ
・亀渕友香 & The Voice of Japan
・池松信 & 滋慶コム・ゴスペルアンサンブル
・湯川れい子 & 東京女声合唱団

発売 2006年8月

吉田拓郎 / LIVE'73

歌詞カードの最後には、拓郎自身の長文のコメントが載っている(1973年11月29日付け)。ライブ・レコーディングには満足した拓郎であるが、仕上がったアルバムでは、ボーカルの音量がオフ気味である。

「このライブレコードが店頭に並ぶ頃には僕も一児の父親になっている筈である。この父親は、だらしないのだ。生まれくる子供に何をしてやればよいのかという事さえ知らない。ましてや立派に育てていく自信などないのだ。否、子供はきっと自力で立ちあがるだろう。自力で大きくなっていくに違いない。〈中略〉僕は古い船に乗り込む新しい水夫である。しかし、子供は新しい船に乗り込む新しい水夫なのだ」。
〈中略〉
「さて、僕はライブレコーディングというものについて、いささか自信を失いつつあったので、改めて音を聴き直してみるまではレコードにしてしまう事と非常に不安を抱いていた。しかし、今回のライブレコーディングに関しては、少々大袈裟な云い方をすれば、自分としてはあまりにうまくいきすぎたと思っている。賛否両論ある事とは思うが、満足している事は否定しない」。

1. 春だったね '73
2. マークⅡ '73
3. 君去りし後
4. 君が好き
5. 都万の秋
6. むなしさだけがあった
7. 落陽
8. 雨が空から降れば
9. こうき心 '73
10. 野の仏
11. 晩餐
12. ひらひら
13. 望みを捨てろ

よしだたくろう - vocal
石川鷹彦 - acoustic guitar, banjo, dobro, flat mandolin
田中清司 - drums
岡澤章 - electric bass
高中正義, 常富喜雄 - electric guitar
栗林稔 - electric piano
松任谷正隆 - hammond organ
田口清, 吉田拓郎 - acoustic guitar
内山修 - percussion
ウイルビーズ - back ground vocals
村岡健, 羽鳥幸次, 村田文治, 佐野健一, 新井英治 - brass section
新音楽協会 - strings section

録音 1973年11月26,27日 / 東京中野サンプラザホール