吉田拓郎 / 午前中に…

2003年3月のアルバム『月夜のカヌー』から6年1か月振り、2009年4月にリリースされたスタジオ録音アルバム。事前予約で購入した。全曲、拓郎の作詞作曲である。63歳になった拓郎が、1曲目で「ガンバラナイけどいいでしょう」と歌い出したとき、53歳だった当時の自分は、もう少し肩の力を抜いてやって行こうと思った。

1. ガンバラナイけどいいでしょう
2. 歩こうね
3. フキの唄
4. 真夜中のタクシー
5. 季節の花
6. 今は恋とは言わない
7. ウィンブルドンの夢
8. 早送りのビデオ
9. Fの気持ち
10. あなたを送る日

発売 2009年4月15日

吉田拓郎 / 一瞬の夏

夏をイメージするアルバムを持っていないかと思い巡らし、棚から取り出してきたアルバム。2004年のツアーで演奏され、好評だった楽曲のアンコール・レコーディングである。タイトルは、ラスト曲「夏休み」から付けたのだろう。拓郎自身が各収録曲について解説している。以下は「夏休み」の解説。

「昔は良かったと言われても今の若者達には通じまい。第一に古ければ何でも良いってものでもないのだ。古くて不要になったものはいさぎよく切り捨てよう。ただし古くて、そしてなお今もそこに存在して欲しいものは皆で残し続けて行けないものだろうか。僕はこの歌のどれをも今なお愛し懐かしんでいるのだが」。ふと、Amazonで本作を調べたら、新品14,800円、中古5,421円と出てきた。16年前の発売だが、古くても価値があるということか。しかし、ジャケットのイラストが、ちっとも夏らしくない。ジャケット裏には麦わら帽子の子供たちのイラストなのだが。

1. あゝ青春
2. マークⅡ
3. 唇をかみしめて
4. 恋唄
5. 家へ帰ろう
6. 全部だきしめて
7. 夏休み

吉田拓郎 - vocal, guitar
島村英二 - drums
富倉安生- bass
古川望, 徳武弘文 - guitar
永田一郎, 坂本昌之 - keyboard
木幡光邦, エリック宮城 - trumpet
中村哲 - saxophone
坪倉唯子, 若子内悦郎, 遠藤由美, 宮下文一 - chorus
伊能修グループ - strings

録音 2004年12月14日 / 横浜ランドマークホール・ランドマークスタジオ
発売 2005年3月24日

吉田拓郎 / 豊かなる一日

CD帯から。「2003年に行われた約30年ぶりのビッグバンドツアー、その豪華で劇的なステージを収録」。このアルバムは拓郎の一つの集大成だろう。このライブに行けなかったことは、今でも後悔している。一曲目の「今日までそして明日から」のドラムが入る瞬間は鳥肌が立つ。この曲が世に出たときは、中学2年生。一つ一つの曲にコメントしたくなるほど、完成度が高いアルバム。タイトル「豊かなる一日」もGood!!

Disc 1
1. 今日までそして明日から
2. 人間の「い」
3. 君去りし後
4. 花の店
5. 旧友再会フォーエバーヤング
6. 朝陽がサン
7. 言葉
8. 僕の人生の今は何章目ぐらいだろう
9. どうしてこんなに悲しいんだろう
10. 落陽

Disc 2
1. いつか夜の雨が
2. いくつになってもHappy Birthday
3. A Day
4. ホームラン・ブギ2003
5. サマータイムブルースが聴こえる
6. パラレル
7. 流星
8. 純情
9. 人生を語らず

吉田拓郎 - vocal, guitar
瀬尾一三 - concert master
島村英二 - drums
富倉安生 - bass
土方隆行, 古川望 - guitar
エルトン永田, 重実徹 - keyboards
高尾直樹, 若子内悦郎, 斉藤妙子, 遠藤由美 - chorus
包国充 - saxophone
清岡太郎 - trombone
荒木敏男, 木幡光邦 - trumpet
伊能修, 藤屋泉子, 相川麻理子, 武藤宏樹, 吉村和子, 丸山美里 - violin
岩永知樹, 井上雅代 - cello

録音 2003年12月2日 / 相模原市立文化会館