ギタリスト名義のアルバムは、当然ながらギターが全面的にフィーチャーされていて、それを覚悟し期待して聴くことになるのが普通。ところが、ここでの2部作のアルバムは、ケニー・バレルの心地よいギターを堪能できるものの、決してギターが主役になっている訳ではない。
ドラムのアート・ブレイキーも自分が主役でないことを自覚し裏方に徹している。参加したメンバーが、このアルバムの意図することを理解して録音に臨んだのだろう。だが、タイトルBlue Lightsの意味するところが、今でも不明。ジャケットはAndy Warhol(アンディ・ウォーホル)の作品。このタイトルがBlue Lightsなのかも知れない。
1. Rock Salt
2. The Man I Love
3. Chuckin'
4. Phinupi
Junior Cook - tenor saxophone (tracks 1,3,4)
Tina Brooks - tenor saxophone (tracks 1,3)
Louis Smith - trumpet
Kenny Burrell - guitar
Duke Jordan - piano (tracks 2,4)
Bobby Timmons - piano (tracks 1,3)
Sam Jones - bass
Art Blakey - drums
Recorded on May 14, 1958 at Manhattan Towers, NYC.