スイングジャーナル 2007年12月号

連載記事「ジャイアンツが愛したジャズ名曲名演決定盤」の第12回では、オスカー・ピーターソンが取り上げられている。

Sweet Georgia Brown / Falling in Love with Love / On Green Dolphin Street / You Look Good to Me / Hymn to Freedom

以上がBEST 5。まぁ、そういう分析の仕方もあるかなと思うけど、当時、この連載にはそれほど興味を持たなかった。

スイングジャーナル 2007年11月号

連載記事「ジャイアンツが愛したジャズ名曲名演決定盤」の第11回はマイルス・デイビス。

So What / Walkin' / In a Silent Way / All Blues / TUTU

以上がBEST 5。「ジャイアンツが愛した・・・」というのは、どうかなと思ってしまう。マイルスにとってのSo Whatなんて、落語で言えばマクラに過ぎない。この頃のスイングジャーナルは、ジャズの聴き方を従来とは違う切り口で分析しようとしていた。つまり、新たな時代を担うジャイアンツが出て来なかったから。ジャズメディアとしては、きつい時代だったはず。で、マイルス達に頼るしかなかった。

スイングジャーナル 2007年10月号

1991年9月に他界したマイルスを15年以上経っても表紙に使ったスイングジャーナル。この時代を引っ張るアーティストがいなかった証拠。

折り込みの写真は1985年3月に他界したズート・シムズ。この写真の位置づけは、表紙とは違うので、まぁ理解はできる。

そして、時代は過ぎていくことを実感する記事。マックス・ローチが8月15日に逝った。さらに、同月22日には富樫雅彦が逝去。ジャズ界から偉大なるドラマー2人が消えてしまった2007年夏。昨夜は、町田で渡辺文男さんのドラムに酔いしれた。相変わらずハイライトをプカプカ。歩き方は心もとないのだが、ドラムの前に座るとビシッと決まる。やっぱりプロだなぁと思った。