Art Farmer / To Sweden With Love

スウェーデン民謡を素材にしたアルバム。よって、曲名はスウェーデン語であり、括弧書きで英語になっている。例えば、モンクがアルバムStraight, No Chaserで「荒城の月」を収録しているが、アルバム全体がトラディショナル曲というのは、ジャズの世界では他に例がないと思う。アート・ファーマー名義のアルバムであるが、ジム・ホールとの共演が素晴らしい。

山下洋輔は、日本の童謡(砂山、うさぎのダンス、あの町この町)などを題材にして、フリージャズを展開。元の曲を知っているだけに、その発想が面白くて仕方ない。では、このアルバムは…。残念ながら、スウェーデン民謡は、まったく分からず。多少でも知っていれば、聴き方が変わるのかも知れないのだが。

1. Va Da Du? (Was It You?)
2. De Salde Sina Hemman (They Sold Their Homestead)
3. Den Motstravige Brudgummen (The Reluctant Groom)
4. Och Hor du Unga Dora (And Listen Young Dora)
5. Kristallen Den Fina (The Fine Crystal)
6. Visa Vid Midsommartid (Midsummer Song)

Art Farmer - flugelhorn
Jim Hall - guitar
Steve Swallow - bass
Pete La Roca - drums

Recorded on April 28 & 30, 1964 in Stockholm, Sweden.

Art Farmer / Perception

購入したCDは、2枚のアルバムArtとPerceptionをカップリングしたもの。前者が1960年9月、後者が1961年10月録音。構成は同じでアート・ファーマー+ピアノトリオ。ベースは、どちらもトミー・ウィリアムスである。なので、販売促進のカップリングであることは間違いないが、無理な感じはない(同文をアルバムArtに記載)。

アルバムArtでのファーマーはトランペットだったが、本作ではフリューゲルホーン。このカップリングされたアルバムは、ファーマーが吹く2種類の楽器を楽しめるという構成にもなっている。

1. Punsu
2. The Day After
3. Lullaby Of The Leaves
4. Kayin'
5. Tonk
6. The Blue Room
7. Change Partners
8. Nobody's Heart

Art Farmer - flugelhorn
Harold Mabern - piano
Tommy Williams - bass
Roy McCurdy - drums

Recorded on October 25, 26 & 27, 1961 at Nola's Penthouse Sound Studios, NYC.

Art Farmer / Art

購入したCDは、2枚のアルバムArtとPerceptionをカップリングしたもの。前者が1960年9月、後者が1961年10月録音。構成は同じでアート・ファーマー+ピアノトリオ。ベースは、どちらもトミー・ウィリアムスである。なので、販売促進のカップリングであることは間違いないが、無理な感じはない。

暖かみのあるファーマーのトランペットを包み込むようなピアノトリオ。スタンダード曲が並び落ち着いた雰囲気を醸し出しているが、残念ながら全体的に平坦で山場がない。

1. So Beats My Heart For You
2. Goodbye, Old Girl
3. Who Cares?
4. Out Of The Past
5. Younger Than Springtime
6. The Best Thing For You Is Me
7. I'm A Fool To Want You
8. That Old Devil Called Love

Art Farmer - trumpet
Tommy Flanagan - piano
Tommy Williams - bass
Albert Heath - drums

Recorded on September 21, 21 & 23, 1960 at Nola's Penthouse Sound Studios, NYC.