Milt Jackson / Milt Jackson Quartet

MJQのディスコグラフィーを見ると、1955年1月9日にアルバムDjangoに収録された曲La Ronde Suiteをスタジオ録音。その後、いくつかのライブ演奏があって、7月2日にアルバムConcordeを録音している。ミルト・ジャクソンは、本作を5月20日に録音。つまり、彼はMJQでの活動を続けながらも、瞬間的にピアノをジョン・ルイスからホレス・シルバーに替えたことになる。本作のプロデューサーがどこにも表記されていないので、彼自身の企画だったのだろう。

ジャケットの中身を見ると、当初のタイトルはSoul Pioneersで、the Milt Jackson Quartet featuring Horace Silverというサブタイトルが付いていた。しかし、ホレス・シルバーに焦点を当てた演奏内容にはなっておらず、ほぼミルト・ジャクソンの独壇場である。

1. Wonder Why
2. My Funny Valentine
3. Moonray
4. The Nearness Of You
5. Stonewall
6. I Should Care

Milt Jackson - vibraphone
Horace Silver - piano
Percy Heath - bass
Connie Kay - drums

Recorded on May 20, 1955 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

Milestone Jazzstars / Milestone Jazzstars In Concert

1976年6月29日、ニューポート・ジャズ・フェスティバルで「ハービー・ハンコックの追想」というプログラムが組まれ、ハンコックが3つのグループをセット。V.S.O.P.と称された。その時から4ビート回帰の流れが始まった。その2年後、マイルストーン・レーベルが、V.S.O.P.に対抗して「マイルストーン・ジャズスターズ」を旗揚げ。オリン・キープニュースによる企画。ロン・カーターは両方に所属した浮気者である。

このジャズスターズは、1978年9月16日から10月29日まで全米20か所でツアーが行われた。2枚組LPには、3か所でのライブ演奏が収録され全9曲。2枚組CDで、I Mean Youの1曲が追加された。楽器編成は極めて変則的で、下記のように曲目によってメンバーが変わる。当時、V.S.O.P.と比較されたが、残念ながら横綱と小結ぐらいの差があった。理由は簡単で、新たなジャズを切り拓こうとしたV.S.O.P.に対して、波に乗ろうとしたマイルストーンズのメンバー。いや、キープニュースの策略。V.S.O.P. (= Very Special Onetime Performance) は名称に反して1回だけでは終わらなかったが、Milestone Jazzstarsは一発花火だった。

1. Quartet / 2. Tyner & Carter / 3. Rollins / 4. Quartet / 5. Quartet
6. Quartet / 7. Carter / 8. Rollins & Tyner / 9. Tyner / 10. Rollins, Carter & Foster

* * *
Disc 1
1. The Cutting Edge
2. Alone Together
3. Continuum
4. Nubia
5. I Mean You

Disc 2
6. N.O. Blues
7. Willow Weep For Me
8. In A Sentimental Mood
9. A Little Pianissimo
10. Don't Stop The Carnival

Sonny Rollins - tenor saxophone, soprano saxophone (track 4)
McCoy Tyner - piano
Ron Carter - bass
Al Foster - drums

Recorded on September 22 and October 15 & 22, 1978.

Cannonball Adderley / Cannonball's Bossa Nova

CD帯から抜粋。「ハードバップ、そしてファンキー・アルトの巨人キャノンボール・アダレイが、ボサノバ・ブームの最中に録音したジャズ・ボッサの名作。若き日のセルジオ・メンデス率いるボサ・リオ・セクステットとの共演盤」。名作かどうかは別として、キャノンボールのディスコグラフィーを見ると、彼がボサノバ曲を中心に吹き込んだのは、この1枚だけのようだ。プロデューサーのオリン・キープニュースが、売れるアルバム、時代に乗ったアルバムを企画したことに間違いはない。

録音はニューヨーク。キャノンボールが本気でボサノバに挑戦しようとすれば、本場のブラジルに乗り込んだはずだ。ジャケットは、コルコバードの丘から見下ろしたリオ・デ・ジャネイロ。もっと手前に引けば、高さ30mのキリスト像がそびえ立つ。その像を入れなかったということは、宗教的意味合いを排したという事なのだろうか。キャノンボールの一発芸的なアルバム。

1. Clouds
2. Minha Saudade
3. Corcovado
4. Batida Diferente
5. Joyce's Sambas
6. Groovy Sambas
7. O Amor Em Paz (Once I Loved)
8. Sambop

Cannonball Adderley - alto saxophone
Paulo Moura - alto saxophone
Pedro Paulo - trumpet
Sergio Mendes - piano
Durval Ferreira - guitar
Octavio Bailly, Jr. - bass
Dom Um Romao - drums

Recorded on December 7, 10 & 11, 1962 in NYC.