Ornette Coleman / Something Else!!!!

オーネット・コールマンのデビューアルバム。1958年、この録音の時点で、すでにコールマン節は確立されている。例えば、マイルスはマイルスのジャズを、コルトレーンはコルトレーンのジャズを創り上げるため、自己研鑽を積み重ね、それを確立してきた。だが、コールマンは初めからコールマンだった。

アルバムに収められた9曲。全てコールマン作で、歯切れよく演奏している。恐らく、入念なスコアがあったのではないだろうか。そんなスコアを用いて、どれだけ自由な演奏ができるかという実験的な試み。タイトルSomething Elseのあとにビックリマークを4本並べたのは、コールマン自身が自己表現できたという証(あかし)なのだろう。

1. Invisible
2. The Blessing
3. Jayne
4. Chippie
5. The Disguise
6. Angel Voice
7. Alpha
8. When Will The Blues Leave?
9. The Sphinx

Don Cherry - cornet
Ornette Coleman - alto saxophone
Walter Norris - piano
Don Payne - bass
Billy Higgins - drums

Recorded on February 10 & 22 and March 24, 1958 in Los Angeles, CA.

Oliver Nelson / The Blues And The Abstract Truth

油井正一氏のLPライナーノーツから抜粋。「ブルースの真実(本アルバムの邦題)は、12小節ブルースベッタリのアルバムではない。ブルースを核として、パーカー以降のジャズの発展段階のすべてが(このあと60年代を支配することになったフリージャズの要素までもが)盛りこまれた総決算になっているところが重要なのである」。

こう書かれてしまったら、自分は何も書くことがない。少しだけ補足させてもらうならば、ジャズをある程度聴き込んだ人にしか、このアルバムの価値は分からないということだ。なぜなら、油井氏が述べているように「総決算」なのだから。つまり、ある期間の決着を付けることと言い換えれば、年代を追って聴くことが必要となる。決着を付けたメンバーが凄い。

CDのジャケットはLPと異なる・・・と思ったが、CDとLP、国内盤と輸入盤に関係なく、2種類のジャケットがあることが判明。何故、こんなことになってしまったのか。ジャケットに関しては、決着が付いていない。

1. Stolen Moments
2. Hoe-Down
3. Cascades
4. Yearnin'
5. Butch And Butch
6. Teenie's Blues

Oliver Nelson - alto saxophone, tenor saxophone
Eric Dolphy - flute, alto saxophone
George Barrow - baritone saxophone
Freddie Hubbard - trumpet
Bill Evans - piano
Paul Chambers - bass
Roy Haynes - drums

Recorded on February 23, 1961 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Oliver Nelson / Screamin' The Blues

タイトル通りブルース一色のアルバム。2曲目のMarch On, March On以外はオリバー・ネルソンの作品。それでも飽きが来ないのは、ネルソンの見事なアレンジとエリック・ドルフィーの参加。用意周到されたアレンジの中で、ネルソンを含めた各メンバーはアドリブを展開。しかし、ドルフィーだけは、そのアレンジを突き破るかのようなエッジを利かせる。

圧巻は最終曲Alto-Itis。ネルソンとドルフィーがそれぞれアルトサックスを持ち、まさしく一騎打ちなのだが、闘いは5分弱で終わってしまう。続きは翌年2月に録音された名盤『ブルースの真実』に持ち込まれた。

1. Screamin' The Blues
2. March On, March On
3. The Drive
4. The Meetin'
5. Three Seconds
6. Alto-Itis

Oliver Nelson - tenor saxophone, alto saxophone
Eric Dolphy - bass clarinet, alto saxophone
Richard Williams - trumpet
Richard Wyands - piano
George Duvivier - bass
Roy Haynes - drums

Recorded on May 27, 1960 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.