Keith Jarrett / Life Between The Exit Signs

キース・ジャレットの初リーダーアルバム。チャーリー・ヘイデンのベース、ポール・モチアンのドラムという強力な布陣。そして、コール・ポーター作Everything I Love以外は全てキースのオリジナルで録音に臨んだ。ジャズ・メッセンジャーズ、チャールス・ロイド・グループでの実績があったものの、リーダーとして初めてアルバムを作ることに気負いはあったのだろう。

残念ながら、全体として統一感に欠けている。フリー的なアプローチとモダンジャズを系統するアプローチ。迷いがあったのか、どんなスタイルでも演奏できることを示したかったのか。タイトル曲、そしてジャケットのように、人生は常に右か左かの分かれ道(出口)に立たされる。キースは、自分がそんな状態にあることを伝えようとしたのではないだろうか。

1. Lisbon Stomp
2. Love No.1
3. Love No.2
4. Everything I Love
5. Margot
6. Long Time Gone (But Not Withdrawn)
7. Life Between The Exit Signs
8. Church Dreams

Keith Jarrett - piano
Charlie Haden - bass
Paul Motian - drums

Recorded on May 4, 1967 at Atlantic Recording Studios, NYC.

Freddie Hubbard / Blue Spirits

1965年2月の2つのセッションで構成されたアルバム。CD化によって、66年3月のセッションがラスト2曲に追加された。65年の2つのセッションは、前者が8人、後者が7人というビッグ・コンボの構成で、しかもメンバーが大きく入れ替わっているため、フレディ・ハバードのトランペットの役割は相対的に薄まっている。プロデューサーのアルフレッド・ライオンは、この構成で何を狙ったのか。

追加された2曲を含めて、全てがフレディの作品。従って、作曲だけでなく、ビッグ・コンボを統率する意味を含めたコンポーザーとしてのフレディを聴くべきアルバム。そうなると、フレディは自分のスコアを活かすために、曲想に合わせてメンバー選定したのだろうが、その中に、ユーフォニアムとコンガを入れたことがそれほど活かされていない。特に、2月19日のセッションでのコンガは無用な感じだ。アルバムタイトルは悪くない。ジャケットも雰囲気が出ている。だが、多少まとまりに欠け、Blue Spirits(ブルーな気持ち)になってしまう。

1. Soul Surge
2. Blue Spirits
3. Outer Forces
4. Cunga Black
5. Jodo
6. The Melting Pot
7. True Colors

Tracks 1 & 4
Freddie Hubbard - trumpet
James Spaulding - alto saxophone (track 1), flute (track 4)
Joe Henderson - tenor saxophone
Harold Mabern - piano
Larry Ridley - bass
Clifford Jarvis - drums
Big Black - congas
Kiane Zawadi - euphonium
Recorded on February 19, 1965 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Tracks 2, 3 & 5
Freddie Hubbard - trumpet
Hank Mobley - tenor saxophone
James Spaulding - alto saxophone (tracks 3,5), flute (track 2)
McCoy Tyner - piano
Bob Cranshaw - bass
Pete La Roca - drums
Kiane Zawadi - euphonium
Recorded on February 26, 1965 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Tracks 6 & 7
Freddie Hubbard - trumpet
Joe Henderson - tenor saxophone
Hosea Taylor - alto saxophone (track 6), bassoon (track 7)
Herbie Hancock - piano (track 6), celeste (track 7)
Reggie Workman - bass
Elvin Jones - drums
Recorded on March 5, 1966 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Sonny Rollins / The Solo Album

これはソニー・ロリンズの練習でしかない。一人で56分4秒。場所は、雲隠れしていた頃の橋の上ではなく、ニューヨーク近代美術館。そして、その練習に付き合った観客が750人ほどいたらしい。ライナーノーツでは、以下の評論家達がこのアルバムを絶賛しているが、とても奇妙に感じる。これは「練習」でしかないのだ。

青木和富、青木啓、安宅秀子、岩波洋三、岡崎正通、小川隆夫、佐藤秀樹、内藤遊人、野口久光、藤本雄三、森田芳光、山口弘滋、大和明、悠雅彦、油井正一

1. Soloscope

Sonny Rollins - tenor saxophone

Recorded on July 19, 1985 at The Sculpture Garden of the Museum Of Modern Art, NYC.