John Coltrane / The 1962 Graz Concert

1962年11月後半からコルトレーンはヨーロッパツアーに出た。フランス・パリ(土曜17日)、スウェーデン・ストックホルム(月曜19日)、フィンランド・ヘルシンキ(火曜20日)、デンマーク・コペンハーゲン(木曜22日)、オーストリア・グラーツ(水曜28日)、イタリア・ミラノ(日曜12月2日)の各都市での公演がアルバムになっている。本作は28日のグラーツ。敢えて曜日を入れたのは、コペンハーゲンとグラーツの間に週末があるため。この週末を含んだ5日間、メンバーが休養を取ったとは思えない。そこで、新たな音源が発掘されていないかと調べたが、今のところは見つかっていないようだ。

このアルバムの極めつきは「枯葉」。しかもソプラノサックスによる「枯葉」である。2枚組CDに収められた8曲全てが、コルトレーンにとってのスタンダード。そして、「枯葉」はジャズの超スタンダード。観客の割れんばかりの拍手が、最高のライブだったことを証明している。

Disc 1
1. Bye Bye Blackbird
2. The Inchworm
3. Autumn Leaves
4. Every Time We Say Goodbye
5. Mr. P.C.

Disc 2
1. I Want To Talk About You
2. Impressions
3. My Favorite Things

John Coltrane - tenor saxophone, soprano saxophone
McCoy Tyner - piano
Jimmy Garrison - bass
Elvin Jones - drums

Recorded on November 28, 1962 at Stefaniensaal, Graz Austria.

John Coltrane / Bye Bye Blackbird

1962年11月後半、コルトレーンはヨーロッパツアーを行った。その時のライブアルバムが数枚リリースされていて、その中の1枚。19日のストックホルム。ディスコグラフィーによると、この日は2部構成で、前半7曲、後半9曲を演奏している。それらは複数のマイナーレーベルから発売されたが、すでに廃盤となっている模様。パブロ・レーベルは録音状態の良い2曲に絞ったのだろう。

コルトレーンの十八番であるMy Favorite Things, Mr. P.C., Naima, Impressionsなどが入っていないので、迫力に欠けるが、コルトレーンが演奏するBye Bye Blackbirdは、本アルバムとThe 1962 Graz Concert(11月28日、オーストリア)でしか聴く事ができない。タイトルをこの曲名にしたのは正解だろう。

1. Bye Bye Blackbird
2. Traneing In

John Coltrane - tenor saxophone
McCoy Tyner - piano
Jimmy Garrison - bass
Elvin Jones - drums

Recorded on November 19, 1962 at Konserthuset, Stockholm, Sweden.

John Coltrane / The Paris Concert

タイトルに偽りはないが、1962年11月と63年11月のパリでのライブアルバム。ただし、2つのコンサート会場は異なり、前者2曲、後者1曲という構成。たった3曲ではあるものの、26分17秒のMr. P.C.が圧巻。中でもギャリソンのベースソロがぞくぞくする。

1979年にLPで発売されたとき、ライナーノーツを担当したのは、ジャズ喫茶『イントロ』の茂串邦明氏。その時点では録音データが不明確で、茂串氏は資料をかき集めて推理を試みた。CD化によってデータは明らかになったが、ボーナストラックは追加されなかった。

1. Mr. P.C.
2. The Inchworm
3. Every Time We Say Goodbye

John Coltrane - soprano saxophone, tenor saxophone
McCoy Tyner - piano
Jimmy Garrison - bass
Elvin Jones - drums

Track 1
Recorded on November 1, 1963 at Salle Pleyel, Paris.

Tracks 2 & 3
Recorded on November 17, 1962 at Olympia Theater, Paris.