Thelonious Monk / It's Monk's Time

1964年2月28日号のタイム誌の表紙を飾ったモンク。表紙にはJAZZ: Bebop and Beyondと書かれている。アルバムタイトルは「タイム」をヒントにし、ジャケットも表紙に合わせている。しかしながら、4回のセッションをまとめたアルバムであるが、その間には1か月以上の開きがある。そして、3回はタイム誌発売前に行なわれたものだ。

4回目の3月9日のセッションは、本作をタイムリーにリリースするために急遽企画されたものだろう。寄せ集めとまでは言わないものの、全体的には、いま一つ精彩に欠けた感じがする。つまり、タイム誌の表紙がなければ、お蔵入りしてしまった可能性がある録音。そうでなければ、不必要にセッションの日程を開けるはずはなかった。

1. Lulu's Back In Town
2. Memories Of You
3. Stuffy Turkey
4. Brake's Sake
5. Nice Work If You Can Get It
6. Shuffle Boil
7. Epistrophy [take 1]
8. Nice Work If You Can Get It [take 2]
9. Shuffle Boil [take 5]

Charlie Rouse - tenor saxophone (except tracks 2,5,8)
Thelonious Monk - piano
Butch Warren - bass (except tracks 2,5,8)
Ben Riley - drums (except tracks 2,5,8)

Recorded on January 29 & 30, February 10 and March 9, 1964.

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