Walter Bishop Jr. / Speak Low

ジャズ研アルバムと呼ぼう!素人の演奏という意味ではない。ピアノトリオでありながら、3者が一生懸命に演奏している雰囲気が伝わってきて、大学のジャズ研であれば、一つの目標にできるアルバムなのだ。そして、それぞれの曲が難解ではなく、練習を繰り返せば手が届きそうな感じを受ける。かつてウッドベースをやっていた自分も、何気なく左手が弦の上を動いていく感覚になる。こういうアルバムを聴くと、「あ~、やっぱりジャズっていいなぁ」と唸ってしまい、焼酎が進んでいく。

所有するウォルター・ビショップのアルバムはこれだけ。この1枚だけで、ジャズ界に現われ、そして去っていったプレイヤーではないはずだ。ビショップが参加している所有アルバムを調べたら以下の9枚だった。パーカー、マイルス、マクリーンなどが使った見事な名脇役である。ジャケットが印象的。ヤケドしそうになるくらいタバコをぎりぎりまで吸っている。だが、煙が見えない。

Charlie Parker / Swedish Schnapps
Charlie Parker / Plays Cole Porter
Dizzy Reece / Soundin' Off
Jackie McLean / Swing, Swang, Swingin'
Jackie McLean / Capuchin Swing
Jackie McLean / Let Freedom Ring
Ken McIntyre / Looking Ahead
Miles Davis / Dig
Miles Davis / Collectors' Items

* * *
1. Sometimes I'm Happy
2. Blues In The Closet
3. On Green Dolphin Street
4. Alone Together
5. Milestones
6. Speak Low

Walter Bishop Jr. - piano
Jimmy Garrison - bass
G.T. Hogan - drums

Recorded on March 14, 1961 at Bell Sound Studios, NYC.

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