The Doors / Light My Fire

2000年7月12日付けで、大鷹俊一氏がライナーノーツにこう書いている。「・・・その激しさと静寂、残虐なまでの攻撃性と、スタート地点にしてすでに淵に亀裂が入ったナイーブさの同居が魅力だ。身体の奥底から沸き起こってくる衝動と繰り返される相克が、言葉とバンドの演奏、絶妙にポップな楽曲と絶妙に絡み合い、彼らにしか作り得なかった世界を産み落としていく」。

確かにデビュー作としては、自らを破壊してしまうような不安定さを感じる。しかしながら、自分にとっては、リアルタイムで聴いたLight My Fire(ハートに火をつけて)がドアーズの全てだった。中学2年生の頃、ドアーズというグループ名に不思議な感覚があった。そして、ラジオから流れてくる「ハートに火をつけて」が、なんとなく自分を背伸びさせる気がしたのだ。

1. Break On Through (To The Other Side)
2. Soul Kitchen
3. The Crystal Ship
4. Twentieth Century Fox
5. Alabama Song (Whisky Bar)
6. Light My Fire
7. Back Door Man
8. I Looked At You
9. End Of The Night
10. Take It As It Comes
11. The End

Jim Morrison - lead vocals
Ray Manzarek - Vox Continental, keyboard bass
Robby Krieger - electric guitar
John Densmore - drums

Recorded in August 1966.

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