数年前、このアルバムを四谷『いーぐる』か、野毛『ちぐさ』で聴いた。いや、別のジャズ喫茶だったかも知れない。一曲目の「枯葉」でノックアウトを食らった。二曲目以降は、もう耳に入らなかった。帰宅してすぐに調べたが、新品は市場になく中古CDでも一万円近く。まったく手が出なかった。だが、数年間待った甲斐があった。Amazonで1,330円(送料別)を発見。タイトルは「グリフィンの帰還」なのだが、決してそれまで不調だったという意味ではない。長期間のヨーロッパ生活の中で、15年振りに母国アメリカでのレコーディングということ。
グリフィンのディスコグラフィーを確認すると、このアルバムの翌日と翌々日にアルバムBush Danceに収録されている5曲を全く別のメンバーで録音。こちらには、一曲目に「チュニジアの夜」が入っていて、「枯葉」に負けないくらいの超重量級。
1. Autumn Leaves
2. When We Were One
3. A Monk's Dream
4. The Way It Is
5. Fifty-Six
6. I Should Care
Johnny Griffin - tenor saxophone
Ronnie Mathews - piano
Ray Drummond - bass
Keith Copeland - drums
Recorded on October 17, 1978 at Fantasy Studios, Berkley, CA.