J.R. Monterose / T.T.T.

スタッカートの効いたモンテローズのサックス。B級と書いたら批判はあるだろうけれど、「玄人が愛するB級」でどうだろうか。CD帯から。「通好みのテナー奏者、J.R.モントローズが1988年にコペンハーゲンで行なったライブを収録した熱きアルバム! スタンダードを流れるようにブロウするJ.Rと、チェット・ベイカーとの共演でも知られるホッド・オブライエン率いるピアノトリオによるスイングが最高!」。

ラストのメドレー"Airegin-Be-Bop Theme"の終了間際、モントローズによるメンバー紹介が入っていて、そこには聴衆への感謝の気持ちも表れている感じ。モントローズのアルバムは本作を含めて3枚所有し、そのいずれのジャケットにモントローズの横顔が写っている。そこからは生真面目な感じを受けるが、意外にもサービス精神旺盛なのかも知れない。だが、未だにタイトル「T.T.T.」は意味不明。「リスナーは、いろいろと想像して楽しんで欲しい」というある種のサービスか。

1. You Don't Know What Love Is
2. All The Things You Are
3. What's New
4. Central Park West
5. Airegin-Be-Bop Theme

J.R. Monterose - tenor saxophone
Hod O'Brien - piano
Guffy Pallesen - bass
Jesper Elen - drums

Recorded on July 2, 1988 at Jazzhus Slukefter in Copenhagen, Denmark.

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