このアルバムがリリースされた頃は、大学のジャズ研が自分の生活の中心で、マイルス、コルトレーン、モンクなどを中心に聴いていた。カリフォルニア・シャワーはあまりにも軽すぎて、これはジャズじゃないなと思った。一日の終わりは、シャワーで軽く流すのではなく、熱い湯にどっぷり浸からないと・・・。
世間はフュージョンというカテゴリーを作り、このアルバムをそこに配置。そして、空前の大ヒット。今聴き直すと、ナツメロのような感じだ。振り返ると、ジャズ喫茶で本作を聴いた覚えがない。タバコの煙が充満し、薄暗い部屋にはまったく馴染まない。
1. California Shower
2. Duo-Creatics
3. Desert Ride
4. Seventh High
5. Turning Pages Of Wind
6. Ngoma Party
7. My Country
Sadao Watanabe - alto saxophone, sopranino, flute
Ernie Watts - tenor saxophone
Oscar Brashear - trumpet
George Bohanon - trombone
Lee Ritenour - electric guitar, acoustic guitar
Dave Grusin - acoustic piano, Fender Rhodes piano
Chuck Rainey - electric bass
Harvey Mason - drums
Paulinho Da Costa - congas, percussion
Recorded in March 1978 in Los Angeles, CA.