James Taylor / Mud Slide Slim And The Blue Horizon

もう10年以上も前、時間つぶしに立ち寄ったショップで、このアルバムを偶然見つけた。懐かしさと安価な中古CDだったので購入。1971年の発売当時は、まだ中学生。このLPを買う余裕はなく、ラジオから流れてくるYou've Got A Friendなどを聴いていた記憶がある。なので、アルバムとしてリアルタイムに聴いてきた訳ではない。

懐かしいと思ったのは音楽雑誌に載っていたジャケットだったのだ。ところで、Mud Slide Slim And The Blue Horizonとは何を意味しているのだろうか。国内盤CDのライナーノーツには記載なし。翻訳した歌詞も載っているが、6曲目のMud Slide Slimの出だしは「マッド・スライド・スリムとブルー・ホライズン 頼りにしているよ」と誤魔化している。ネットでも調べてみたが、解は得られず。

1. Love Has Brought Me Around
2. You've Got A Friend
3. Places In My Past
4. Riding On A Railroad
5. Soldiers
6. Mud Slide Slim
7. Hey Mister, That's Me Up On The Jukebox
8. You Can Close Your Eyes
9. Machine Gun Kelly
10. Long Ago And Far Away
11. Let Me Ride
12. Highway Song
13. Isn't It Nice To Be Home Again

James Taylor - lead vocals, backing vocals (1, 2, 6, 9-12), acoustic guitar (1, 2, 4-11, 13), piano (3, 12)
Danny Kortchmar - electric guitar (1, 6, 11), acoustic guitar (2, 9), guitar (3), congas (9, 10, 11)
John Hartford - banjo (4)
Carole King - piano (1, 4-7, 10, 12)
Kevin Kelly - accordion (3), piano (11)
Leland Sklar - bass guitar (1-7, 10-12)
Russ Kunkel - drums (1-7, 9-12), congas (1, 2, 6, 11), cowbell (1), cymbal (1), cabasa (2), tambourine (9)
Peter Asher - tambourine (1), backing vocals (9, 12)
Richard Greene - fiddle (4)
The Memphis Horns - horns and horn arrangements (1, 11)
Andrew Love - tenor saxophone
Wayne Jackson - trumpet
Joni Mitchell - backing vocals (1, 2, 10)
Kate Taylor - backing vocals (11, 12)

Recorded in January 3 - February 28, 1971.

Jack Elliott / The Rambling Boys

ジャック・エリオット、1931年8月1日生れ。今日が誕生日であり、83歳になった。まだまだ健在なようである。

戸井十月氏、姫田忠義氏の訃報が続いたため、今日が誕生日のジャックのアルバムを棚から引っ張り出した。正確な録音年月日は分からないが、1957年らしい。ディランのみならず、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガーなども愛聴したアルバムと言われている。日本では、高田渡や加川良が影響を受けたことは間違いない。

そう言えば、戸井氏や姫田氏と音楽の話はしてこなかった。もしかすると、ジャックは好きだったのかも知れない。勝手にそう決めて、お二人にこのアルバムを捧げたい。

1. Rich And Rambling Boys
2. Buffalo Skinners
3. I Wish I Was A Rock
4. It's Hard, Ain't It Hard
5. All Around The Water Tank
6. Mother's Not Dead
7. East Virginia Blues
8. The Old Bachelor
9. Danville Girl
10. The State Of Arkansas
11. The Death Of Mr. Garfield
12. Roll On Buddy

Ramblin' Jack Elliott - vocals, guitar
Derroll Adams - vocals, banjo

Recorded in 1957.

泉谷しげる / Golden ☆ Best

9年前の2012年4月27日。このアルバムについて、ブログで以下のように書いた。「春夏秋冬」から50年近く経ってしまった。

* * *
ゴールデンウィークが始まる今夜、神田で飲む予定だった。しかし、飲み相手が体調不良。無理に誘わず静かに帰宅。そして新聞のテレビ欄を見ると、「泉谷しげるの大切な曲」という1時間の番組を発見。彼が選んだ10曲とそのエピソードを紹介する内容。初めて知ったのは、忌野清志郎との関係。清志郎の曲から泉谷は「トランジスタ・ラジオ」を選んだ。

カラオケで自分の番が回れば、拓郎の曲から始まり泉谷の「春夏秋冬」へ進んでいく。泉谷は、この曲は自分の手から離れてしまったと番組で発言。泉谷だけの「春夏秋冬」から、同世代の「春夏秋冬」になっていった。「季節のない街に生まれ…」という出だしが、この曲が発表された1972年という時代を表している。40年経った今、この曲が持っている重さをあらためて感じる。番組の最後、つまり10曲目に泉谷が選んだのが自身の「春のからっ風」。カラオケで中だるみになると唄うことにしている。「何でもやります ぜいたくは言いません…」。

1. 白雪姫の毒リンゴ
2. ひねくれ子守唄
3. 告白のブルース
4. 義務
5. 春夏秋冬
6. 黒いカバン
7. ねどこのせれなあで
8. 街はぱれえど
9. 街からはなれられない
10. 国旗はためく下に
11. 君の便りは南風
12. 春のからっ風
13. 眠れない夜
14. Dのロック
15. 寒い国から来た手紙
16. 野良犬
17. 彼と彼女
18. 街角
19. 家族
20. 旅立て女房
21. 電光石火に銀の靴
22. 土曜の夜君と帰る

発売 2002年11月20日