吉田拓郎 / Oldies

所有する46枚の拓郎のアルバムを並べてみると、このアルバムの位置付けが見えてくる。2枚組のベストアルバムが出たのが、1999年11月。2000年4月にインペリアルレコードに移籍し、2001年3月にアルバム『こんにちは』を発売。

そして、このアルバムが2002年3月に発売。2003年3月にアルバム『月夜のカヌー』へと続く。つまり、レコード会社を移籍後、年1枚のペースを決めたにもかかわらず、新曲に行き詰った2年目と言える。よって、セルフカバー。大胆なアレンジはなく、基本は原曲のまま。ここにディラン流のアレンジを求めても仕方ないか。

1. 入り口 (Instrumental)
2. 襟裳岬
3. リンゴ
4. oldies
5. 高円寺
6. Voice
7. こうき心
8. 祭りのあと
9. 蒼い夏
10. 家へ帰ろう
11. かくれましょう

発売 2002年3月27日

吉田拓郎 / こんにちわ

1999年暮れ、ベストアルバムTHE BEST PENNY LANEを出した後のアルバム。カバーやリメイクが含まれているものの、拓郎の完全復活アルバムと位置付けたい。このアルバムがきっかけになって、「月夜のカヌー」、「豊かなる一日(ライブ)」、「午前中に…」、「午後の天気」へとつながっていった。以下は商品説明。

「セルフプロデュース。コンセプトはずばり『明るい日常!』。朝の目覚めから1日の終わりまでを自身の世界観で表現。オリジナル曲は吉田拓郎本人アレンジ、カバー曲やアルバムバージョンのアレンジは吉田建、鳥山雄司、武部聡志などが参加」。

1. いくつになっても Happy Birthday
2. 朝陽がサン
3. KAHALA
4. 消えていくもの
5. a day
6. いつでも夢を
7. Os san (Album Version)
8. 僕達はそうやって生きてきた
9. 君のスピードで
10. ありがとう
11. 夜が来た
12. トワイライト (Album Version)

発売 2001年3月28日

吉田拓郎 / THE BEST PENNY LANE

発売は21年前の今日11月3日。1970年から99年までの35曲が2枚のCDに収録。発売と同時に購入した記憶はないが、21年という歳月を感じてしまうアルバム。

「今日までそして明日から」から始まり、「人生を語らず」、「明日に向って走れ」とつないで、「僕の人生の今は何章目ぐらいだろう」と結ぶ。タイトルに「ペニーレイン」とあるが、「ペニーレインでバーボン」は収録されていない。表現の自由とは不自由なものである。

Disc 1
1. 今日までそして明日から
2. どうしてこんなに悲しいんだろう
3. 旅の宿
4. 我が良き友よ
5. 言葉
6. 元気です
7. 人間なんて
8. イメージの詩
9. 青春の詩
10. せんこう花火
11. マークII
12. おきざりにした悲しみは
13. ビートルズが教えてくれた
14. 地下鉄にのって
15. 春だったね
16. 人生を語らず
17. 外は白い雪の夜
18. ともだち
19. あゝ青春

Disc 2
1. 明日に向って走れ
2. 流星
3. 大阪行きは何番ホーム
4. 全部だきしめて ~tropical~
5. 吉田町の唄
6. 祭りのあと
7. 結婚しようよ
8. シンシア
9. 襟裳岬
10. 落陽
11. 唇をかみしめて
12. たどり着いたらいつも雨降り
13. アジアの片隅で
14. 心の破片
15. 永遠の嘘をついてくれ
16. 僕の人生の今は何章目ぐらいだろう

発売 1999年11月3日