フィル・ウッズとジーン・クイルによる双頭コンボ時代の録音と言われているが、ジャケット下にはThe Phil Woods Quartet with Gene Quillとある。演奏は対等だが、ビジネス面ではウッズの人気に頼っていた感じを受ける。所有する国内盤CDでは、録音は1957年9月11日のみとなっている。しかし、ウッズのディスコグラフィーを見ると1か月間で計5日のセッションを要している。
ディスコグラフィーが正しければ、セッションを納得いくまで繰り返し、入念に創り込んだアルバムである。確かに、ウッズとクイルの掛け合いなどは、見事に決まっている。タイトルはTalks With(対話する)だが、長い長い語り合いがあったのかも知れない。
1. Doxie
2. A Night In Tunisia
3. Hymn For Kim
4. Dear Old Stockholm
5. Scrapple From The Apple
6. Doxie [take 2]
Phil Woods - alto saxophone
Gene Quill - alto saxophone
Bob Corwin - piano
Sonny Dallas - bass
Nick Stabulas - drums
Recorded on September 11, 26 & 27 and October 4 & 8, 1957 at 30th Street Studio, NYC.