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MJQのディスコグラフィーを見ると、1955年1月9日にアルバムDjangoに収録された曲La Ronde Suiteをスタジオ録音。その後、いくつかのライブ演奏があって、7月2日にアルバムConcordeを録音している。ミルト・ジャクソンは、本作を5月20日に録音。つまり、彼はMJQでの活動を続けながらも、瞬間的にピアノをジョン・ルイスからホレス・シルバーに替えたことになる。本作のプロデューサーがどこにも表記されていないので、彼自身の企画だったのだろう。
ジャケットの中身を見ると、当初のタイトルはSoul Pioneersで、the Milt Jackson Quartet featuring Horace Silverというサブタイトルが付いていた。しかし、ホレス・シルバーに焦点を当てた演奏内容にはなっておらず、ほぼミルト・ジャクソンの独壇場である。
1. Wonder Why
2. My Funny Valentine
3. Moonray
4. The Nearness Of You
5. Stonewall
6. I Should Care
Milt Jackson - vibraphone
Horace Silver - piano
Percy Heath - bass
Connie Kay - drums
Recorded on May 20, 1955 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.
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