笠井紀美子 / TOKYO SPECIAL

ちょうど大学のジャズ研にいた時に発売されたアルバム。LPを購入した部員もいて、何となく気になったが、自分のライブラリーには加えなかった。それから40年近く。定価千円ならば、まぁ聴いてみようかとクリック。ケメコの声はもっとハードだったと記憶していたけれど、妙に甘ったるく不思議な感じで、昭和の匂いがする。以下は、2015年再リリースのCD帯から。

「ジャズシンガーとして不動の人気を誇っていた笠井紀美子が、かまやつひろしプロデュースによる〈アンブレラ〉以来、約5年ぶりに発表した日本語アルバム。山下達郎、筒美京平、矢野顕子等を作家陣に迎え、ジャケット写真は篠山紀信が撮影。日野皓正らジャズメンのプレイもフィーチャーされる。クラブ・シーンで再評価が高まる〈バイブレーション〉、〈やりかけの人生〉を収録」。追記すれば、全9曲の作詞は安井かずみ。やはり、昭和なのだ。

1. バイブレイション - Love Celebration
2. やりかけの人生
3. 夏の初めのイメージ
4. ベリー・スペシャル・モーメント
5. 人はそれぞれ - Just Another Love Song
6. TOKYO SPECIAL - Manhattan Special
7. 木もれ陽 - Sequoia Forest
8. テイク・ミー
9. 待ってて

笠井紀美子 - vocal

Colgen Band
鈴木宏昌 - keyboards
松木恒秀 - guitar
岡沢章 - bass
市原康 - drums
山口真文 - tenor saxophone, soprano saxophone
穴井忠臣 - percussion

日野皓正 - trumpet (tracks 4,6)
鈴木勲 - cello (track 2)
村岡健 - tenor saxophone, soprano saxophone
羽鳥幸次 - trumpet, flugelhorn
数原晋 - trumpet
新井英治 - trombone
福井恵子 - harp
大野忠昭グループ - strings
伊集加代子 - back vocal
尾形道子 - back vocal
和田夏代子 - back vocal

録音 1977年7月14 - 19日 / 南箱根ロックウェル・スタジオ
録音 1977年7月24, 29日 / 音響ハウス 東京
録音 1977年7月29日 - 8月3日 / サンライズ・スタジオ 東京

笠井紀美子 / This Is My Love

CD帯から。「70年代の日本ジャズ・ボーカル界を牽引した歌姫、笠井紀美子のニューヨーク・レコーディングがCDで復活。マイルス・デイビスとのコラボレーションで知られるテオ・マセロをプロデューサーに迎え、サポートにはスタン・ゲッツ、リー・コニッツ、コーネル・デュプリー、ボビー・スコットら超豪華メンバーが集結。笠井の代表作であるのみならず、日本ジャズアルバム史上にも光り輝くドリーム・プロジェクト」。

大学のジャズ研でウッドベースを弾いていた頃、日本の女性ボーカリスト言えば笠井紀美子だった。だけど、彼女のアルバムに手を出すほどの余裕がない貧乏学生。もっぱらFM局から流れる彼女の唄を聴いていただけ。45年以上前に豪華メンバーを揃えて、全10曲を収めたアルバムがあったとは知らなかった。

1. Use Me
2. Come Rain Or Shine
3. Happy Together
4. The Good Life
5. Love For Sale
6. Autumn Leaves
7. The Lamp Is Low
8. And Roses And Roses
9. I Wish I Could Walk Away
10. Little Things

Kimiko Kasai - vocals
Stan Getz, Al Cohn - tenor saxophone
Lee Kontz - alto saxophone
Joe Beck, Cornell Dupree, Jerry Freidman - guitar
Bobby Scott - keyboards, vocals
Bob Cranshaw - bass
Billy Lavorgna, Allan Schwartzberg - drums

Recorded on Jun 24, 1975 at Electric Ladyland Studio, NYC.
Recorded on July 18, 1975 at Columbia Recording Studios, NYC.