井上陽水 / GOLDEN BEST

この2枚組ベストアルバムだけで、井上陽水は自分的には十分。高校2年の時にのめり込んだのは「夢の中へ」。夏休みの教室、下手なギターで級友と歌い叫んだ。都立大泉高校は、自由さがあり、自主独立の雰囲気もあった。その経験が、50年近く経っても自分の肥やしになっている。あれからずっと「はいつくばって、はいつくばって」。いったい何を探してきたのか。

Disc 1
1. 少年時代
2. ありがとう
3. Make-Up Shadow
4. アジアの純真
5. 最後のニュース
6. 傘がない
7. 氷の世界
8. 夢の中へ
9. リバーサイド ホテル
10. 心もよう
11. 5月の別れ
12. いっそ セレナーデ
13. クレイジーラブ
14. 飾りじゃないのよ 涙は
15. ジェラシー
16. 青空、ひとりきり
17. 新しいラプソディー
18. 長い坂の絵のフレーム

Disc 2
1. とまどうペリカン
2. カナリア
3. ダンスはうまく踊れない
4. 娘がねじれる時
5. なぜか上海
6. 英雄
7. ワカンナイ
8. ワインレッドの心
9. 夏の終りのハーモニー
10. TEENAGER
11. Tokyo
12. タイランド ファンタジア
13. 帰れない二人
14. Just Fit
15. 人生が二度あれば
16. 結詞
17. 積み荷のない船

Released on July 28, 1999.

井上陽水 / 氷の世界

「桜三月散歩道 ― だって狂った恋が咲くのは三月」の季節。『氷の世界』の発売40周年(2014年時)記念盤CD & DVD。フォーク なんて全く興味のない母だったが、陽水だけは拒否反応を示さなかったことを今でも覚えている。以下はDVDの解説から抜粋。

「今から40年前、日本で初めて売り上げ100万枚を達成した伝説のアルバムが発表された。当時25歳だった井上陽水の『氷の世界』だ。この傑作はどのようにして生まれたのか、貴重なマルチテープを発掘し、制作に加わったミュージシャンやスタッフの証言を交えて描き出す。そして陽水が40年前の自分と向き合い、アルバムの収録曲を新しいアレンジで演奏する。2013年12月28日 NHK BS プレミアムで放送。本編80分 + 特典7分」。

1. あかずの踏切り
2. はじまり
3. 帰れない二人
4. チエちゃん
5. 氷の世界
6. 白い一日
7. 自己嫌悪
8. 心もよう
9. 待ちぼうけ
10. 桜三月散歩道
11. Fun
12. 小春おばさん
13. おやすみ
14. 白い一日 [another take]

発売 1973年12月1日

井上博義 / Our Wish

2012年11月29日(木)、翌朝に広島大学を訪問するため前夜から広島に入った。ホテルのチェックインを済ませ、軽く腹ごしらえをしてからジャズバー・ミンガスへ。まだ早い時間だったせいか、客は自分一人。ベーシストでマスターの井上博義氏との会話を楽しんでいるうちに、楽器を抱えた男性2人が店に入って来て、カウンターの中へ。そして、セッションが始まった。まさか、生演奏を聴けるなんて思ってもいなかったので大満足。店を出る時にカウンターに置いてあったこのCDを見つけ、生演奏のお礼として購入。

このCDが良かった。井上氏の音楽生活55周年のライブアルバム。地方(と言っても、広島は都会なのだが)でも、日本のジャズが根付いていることに嬉しく思った。チャールズ・ミンガスのNostalgia In Times Squareで始まる。ミンガスという店名に相応しい選曲。そして、4曲目に19世紀始め頃から歌われるようになったアメリカ民謡Shenandoah(シェナンドー)が登場。所有するアルバムでは、チャールス・ロイドがI Long To See Youに、キース・ジャレットがThe Melody At Night, With Youに収録している。そして、ディランも歌っている曲だ。来年は65周年になるが、今でも活動は続けているのだろうか。

1. Nostalgia In Times Square
2. Our Wish - For Tomorrow
3. Go Along The Road
4. Shenandoah
5. 七弦七川
6. 波の涛
7. I've Got You Under My Skin
8. Teach Me Tonight
9. Nagaita

大野徹 - tenor saxophone, flute
藤井政美 - saxophone
折重ゆみこ- piano
なかにし隆 - piano
井上博義 - bass
吉岡洋充 - drums
田中玲子 - vocals
成田光揺 - 津軽三味線

Recorded on November 22, 2011 at 広島県民文化センターホール.