泉谷しげる / Golden ☆ Best

9年前の2012年4月27日。このアルバムについて、ブログで以下のように書いた。「春夏秋冬」から50年近く経ってしまった。

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ゴールデンウィークが始まる今夜、神田で飲む予定だった。しかし、飲み相手が体調不良。無理に誘わず静かに帰宅。そして新聞のテレビ欄を見ると、「泉谷しげるの大切な曲」という1時間の番組を発見。彼が選んだ10曲とそのエピソードを紹介する内容。初めて知ったのは、忌野清志郎との関係。清志郎の曲から泉谷は「トランジスタ・ラジオ」を選んだ。

カラオケで自分の番が回れば、拓郎の曲から始まり泉谷の「春夏秋冬」へ進んでいく。泉谷は、この曲は自分の手から離れてしまったと番組で発言。泉谷だけの「春夏秋冬」から、同世代の「春夏秋冬」になっていった。「季節のない街に生まれ…」という出だしが、この曲が発表された1972年という時代を表している。40年経った今、この曲が持っている重さをあらためて感じる。番組の最後、つまり10曲目に泉谷が選んだのが自身の「春のからっ風」。カラオケで中だるみになると唄うことにしている。「何でもやります ぜいたくは言いません…」。

1. 白雪姫の毒リンゴ
2. ひねくれ子守唄
3. 告白のブルース
4. 義務
5. 春夏秋冬
6. 黒いカバン
7. ねどこのせれなあで
8. 街はぱれえど
9. 街からはなれられない
10. 国旗はためく下に
11. 君の便りは南風
12. 春のからっ風
13. 眠れない夜
14. Dのロック
15. 寒い国から来た手紙
16. 野良犬
17. 彼と彼女
18. 街角
19. 家族
20. 旅立て女房
21. 電光石火に銀の靴
22. 土曜の夜君と帰る

発売 2002年11月20日

五つの赤い風船 / 結成40周年コンサート [DVD]

本当の意味での新しい「風船」を聴ける・観られるのかと思いDVDを購入したが、肩透かしをくらった。メンバーは一新されているものの、古い曲が中心。そして、新しい曲にはインパクトがない。ゲストもイマイチ。結成40周年は事実であるが、新しいスタイルの「風船」を期待したのが間違いだった。以下は、商品説明から。

「1967年4月西岡たかし宅で始まった〈五つの赤い風船〉。2007年結成40周年を迎え、東京九段会館で行われた記念のコンサートを収録。司会になぎら健壱、ゲストに杉田二郎、山本コウタロー、山田パンダ、斉藤哲夫、中川五郎を迎えた豪華コンサートの映像を中心に、ゲストのコメントも織り交ぜながら五つの赤い風船の歴史をひもとく」。

1. 遠い世界に(オートハープversion)
2. 恋は風に乗って
3. 風は心に
4. 虹の架け橋
5. 缶ケリ
6. 恋は時のいたずら
7. 風に吹かれてみようか(山本コウタロー、山田パンダ)
8. どこまでも飛ぶ(杉田二郎)
9. 心・静かに
10. 永遠の絆(なぎら健壱)
11. ビッグ・スカイ(中川五郎)
12. 僕の古い友達(斉藤哲夫)
13. プカプカ(大塚まさじ)
14. もしもボクの背中に羽根が生えていたら(有山じゅんじ)
15. 風が何かを…
16. 遠い空の彼方に
17. まぼろしのつばさと共に
18. 血まみれの鳩
19. これがボクらの道なのか
20. 遠い世界に(singout version)

2007年5月27日(日) 東京・九段会館

五つの赤い風船 / ゲームは終わり [DVD]

1972年8月31日。五つの赤い風船追い出しコンサート「ゲームは終わり」。日比谷野外音楽堂へ自分も行った。高校1年の夏。舞台側から風船を放つ映像。その右手奥に座っていて、そこから自分も風船の写真を撮った。

次々とゲストが出演。高田渡、遠藤賢司、岡林信康。加川良が一番記憶に残っているが、映像には出てこなかった。DVDのキャッチコピーには「五つの赤い風船 幻の解散コンサート記録ドキュメンタリー」とある。しかし、映像としてはかなり不完全。それを補うために、このコンサートではない映像を撮って付け加えている。つまり、コンサートに足を運ばなかった人にとっては欲求不満が溜まり、参加した人にとっては懐かしい映像なのである。