特にジャズ・マニアの中には、いわゆる「ジャケ買い」に走る人が多い。当然ながら対象は女性である。このアルバムも美脚ジャケットとして、マニアの間では有名。ただし、中身の演奏もジャケットに負けないくらいの内容となっている。タイトルはAnything Goes!であるが、美脚の右にはThe Dave Brubeck Quartet plays Cole Porterと書いてあって、演奏曲目を正確に表している。そして、ジャケット裏にはコール・ポーターの写真が載せられている。
タイトルの上には、小さいフォントでタイトル曲Anything Goesの歌詞の一部が書いてある。"In olden days, a glimpse of stocking, Was looked on as something shocking, But now, Heaven knows"(かつてはストッキングが見えただけで、ショックだった。だけど今は神様だって知っている通りさ)。なので、美脚ジャケット。さらに、曲名にはないビックリマークがタイトルには付いていて、プロデューサーのテオ・マセロが「Anything Goes!(なんでもあり!)」と膝を叩いたのだろう。
1. Anything Goes
2. Love For Sale
3. Night And Day
4. What Is This Thing Called Love?
5. I Get A Kick Out Of You
6. Just One Of Those Things
7. You're The Top
8. All Through The Night
Paul Desmond - alto saxophone
Dave Brubeck - piano
Joe Morello - drums
Gene Wright - bass
Tracks 1, 3, 4 & 8
Recorded on December 8, 1965.
Track 2
Recorded on January 26, 1966.
Tracks 5, 6 & 7
Recorded on February 17, 1966.