2009年6月、フランシス・ウルフとジミー・カッターの写真集Blue Note Photographyが、ブルーノート創立70周年を記念して出版された。その特集記事。英語とドイツ語版しか出版されておらず、アマゾンで見ると古本でも2万円以上のお値段。ジャズの市場が冷えている中で、ジャズの写真集を出すような国内の出版社はないだろうなぁ。
スイングジャーナル 2009年12月号
連載記事「名盤のウラに記された真実」の第12回では、オスカー・ピーターソンが取り上げられた。この2年前の別の連載記事でもオスカー・ピーターソンだった。たまたま取り出したジャーナルではあるものの、月刊誌であるスイングジャーナルが、過去を振り返る連載記事を書いて紙面を埋めざるを得ない状況になってきたのは明らか。
つまり、ジャズの衰退はもう止めようがなかった。いや、それはジャズという音楽ではなく、雑誌というメディアであったとも言える。情報発信は、雑誌メディアからインターネットへと確実に軸足を移した。この号から1年を待たずに、ジャーナルは休刊となってしまったのである。
スイングジャーナル 2009年11月号
さて、ジャーナル2009年11月号が発刊されたときは、何をやっていたのだろうか。米作りは軌道に乗っていたけど、仕事はかなりきつかかった。前者はまだまだこれからだけども、後者はもうどうでもいい話だ。あと何年かすれば、日本中の〇〇電気は消えてなくなるだろう。