Dexter Gordon / Ballads

デクスター・ゴードンのバラード演奏を集めた企画アルバム。ブルーノートとしては、こういう企画アルバムは珍しいと思う。1961年5月から78年9月までの8枚のアルバムから、それぞれ1曲ずつが選ばれている。別テイクという記載が特にないので、8枚全てを所有している人は、自らコンパイルできるアルバム。自分の場合は5枚のみ所有。

プレイヤーも様々だが、アルバムとしての統一感はある。ラストのBody And Soulだけが78年9月のライブ演奏。残り7曲は60年代のスタジオ録音。その中の2曲はパリで録音されている。つまり、バランスを考えての選曲だったのだろう。構成は録音順でないので、アルバム全体の雰囲気を重視した感じだ。それだけでなく、ジャケットを見れば手を抜かなかったことが分かる。自分は左利きで左手に煙草を持つから、ゴードンも左利きだったのか。

1. Darn That Dream
2. Don't Explain
3. I'm A Fool To Want You
4. Ernie's Tune
5. You've Changed
6. Willow Weep For Me
7. Guess I'll Hang My Tears Out To Dry
8. Body And Soul

Dexter Gordon - tenor saxophone

Track 1 / original album "One Flight Up"
Donald Byrd - trumpet
Kenny Drew - piano, Niels-Henning Ørsted Pedersen - bass, Art Taylor - drums
Recorded on June 2, 1964 at CBS Studios, Paris.

Track 2 / original album "A Swingin' Affair"
Sonny Clark - piano, Butch Warren - bass, Billy Higgins - drums
Recorded on August 29, 1962 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Track 3 / original album "Clubhouse"
Freddie Hubbard - trumpet
Barry Harris - piano, Bob Cranshaw - bass, Billy Higgins - drums
Recorded on May 27, 1965 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Track 4 / original album "Dexter Calling..."
Kenny Drew - piano, Paul Chambers - bass, Philly Joe Jones - drums
Recorded on May 9, 1961 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Track 5 / original album "Doin' Allright"
Freddie Hubbard - trumpet
Horace Parlan - piano, George Tucker - bass, Al Harewood - drums
Recorded on May 6, 1961 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Track 6 / original album "Our Man In Paris"
Bud Powell - piano, Pierre Michelot - bass, Kenny Clarke - drums
Recorded on May 23, 1963 at CBS Studios, Paris.

Track 7 / original album "Go!"
Sonny Clark - piano, Butch Warren - bass, Billy Higgins - drums
Recorded on August 27, 1962 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

Track 8 / original album "Nights At The Keystone Vo.3"
George Cables - piano, Rufus Reid - bass, Eddie Gladden - drums
Recorded on September 16, 1978 at The Keystone Korner, San Francisco.

吉田拓郎 / LIVE 2016

2016年10月27日、パシフィコ横浜で拓郎がボブ・ディランの「風に吹かれて」を歌った。日本時間の同月13日午後8時過ぎ、ディランのノーベル文学賞受賞の発表があった。この曲を入れたのは、拓郎からディランへの祝福メッセージだったのだろう。この日のライブでは、ハーモニカを吹いたのは「旅の宿」だけ。「風に吹かれて」でも吹いて欲しかった。

アンコール前のラスト曲は「流星」。やはり名曲である。カラオケに行くと、必ず「流星」を歌っていた時期が自分にはあった。というか、「流星」を歌うためにカラオケへ行っていた。写真は、「風に吹かれて」を歌う拓郎。そして、「人生を語らず」を歌い終えて、観客に挨拶する拓郎。

Disc 1
1. 春だったね
2. やせっぽちのブルース
3. マークII
4. 落陽
5. アゲイン
6. 朝陽がサン
7. 消えていくもの
8. 唇をかみしめて
9. ジャスト・ア・RONIN
10. いつでも

Disc 2
1. BLOWIN' IN THE WIND
2. 君のスピードで
3. 白夜
4. 旅の宿
5. 全部だきしめて
6. いくつになっても happy birthday
7. 海を泳ぐ男
8. 僕達はそうやって生きてきた
9. 流星
10. ある雨の日の情景
11. Woo Baby
12. 悲しいのは
13. 人生を語らず

DVD: same as Disc 1 & 2

録音 2016年10月27日 / パシフィコ横浜

Larry Young / Into Somethin'

ある意味、オルガン奏者の宿命なのかも知れない。とにかく、絶え間なく弾き続ける。それは、ベースラインも担うという宿命が働くからなのだろう。演奏者の論理である。聴き手は騒がしくて仕方ない。それを乗り越えることができれば、超一流のオルガン奏者と自分は思っている。だが、ここでのラリー・ヤングのオルガンは聴き手のロジックを受け入れてくれない。ギターのグラント・グリーンも、かなり頑張ってしまっている。むしろ抑え気味なのが、本作の録音時期、コルトレーングループに在籍していたエルビン・ジョーンズ。

しかし、ラスト曲Rithaになると、しっとりした感じのオルガンに切り替わる。この曲だけは、サックスのサム・リバースが参加していないのだ。つまり、アドリブをサックスに受け渡すことを考え、音数(おとかず)が多いオルガンやギターになってしまったようだ。決してリバースが悪い訳ではなく、このセッションにサックスを入れたことが間違い。タイトルは「何かに夢中になって」とでも訳すのだろうか。夢中になり過ぎるのは、良いとは限らない。ジャケットは逸品で、それに救われたアルバム。

1. Tyrone
2. Plaza De Toros
3. Paris Eyes
4. Back Up
5. Ritha

Larry Young - organ
Sam Rivers - tenor saxophone (except track 5)
Grant Green - guitar
Elvin Jones - drums

Recorded on November 12, 1964 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.