Charles Mingus / Right Now

LPを所有している時から勘違いしていた。タイトルRight Nowと小走りのミンガスの写真から「待ってくれ、コンサート会場に今すぐ着くから」とイメージし、サブタイトルLive ... At The Jazz Workshopは、野外コンサートの名称かと思っていた。しかし、所有アルバムには、モンクやバリー・ハリスのAt The Jazz Workshopがあり、サンフランシスコのジャズクラブJazz Workshopでのライブ演奏だったのだ。なぜにジャズクラブと無関係な写真を使ったのだろう。

さらに、演奏内容についても疑問が残る。録音は1964年6月2日と3日。2日間のライブから2曲のみが収録され、どちらも測ったように23分台の演奏時間。明らかにLPの片面に収まるように編集している。Rachel Salesによる英文ライナーノーツは、そのことに全く触れていない。ド迫力の計47分2秒であるが、謎多きアルバム。

1. New Fables
2. Meditation (For A Pair Of Wire Cutters)

Clifford Jordan - tenor saxophone
John Handy - alto saxophone (track 1)
Jane Getz - piano
Charles Mingus - bass
Dannie Richmond - drums

Recorded on June 2 & 3, 1964 at The Jazz Workshop, San Francisco, CA.

Charles Mingus / Mingus In Europe Volume 2

CD化で2つの変化点。1つ目は、LPでは4曲目がCharlemagneとクレジットされていたが、Peggy's Blue Skylightと訂正。2つ目は23分3秒のSo Long Ericが追加。曲名はどうでもいいのだが、So Long Ericが入ったことで、CDの価値が非常に高くなった。当然ながら、Vol.1のCDを探したのだが、国内盤はリリースされていない模様。2018年4月付けの田中英俊氏のライナーノーツによると、権利の関係でリリースできない状態にあるとのこと。その理由が書かれておらず、不思議な話である。当分は、LPの音源で我慢するしかない。

1964年4月のミンガス・グループのヨーロッパツアーは、10日のアムステルダムから始まり28日の西ドイツまで。このツアーを記録した所有するアルバムは、Amsterdam April 10th 1964、The Great Concert Paris 1964、Mingus In Europe Vol.1 & 2。アムステルダムとパリ(4月17-18日)のライブでは、トランペッターのJohnny Coles(ジョニー・コールズ)が参加しているが、本アルバム(西ドイツ・ヴッパータール、4月26日)では不参加。その理由がライナーノーツから分かった。コールズは胃潰瘍で離脱したのだ。改めてアムステルダムとパリのアルバムを聴くと、コールズの出番は少ない。ツアー前半から体調が悪かったようだ。

1. Orange Was The Colour Of Her Dress Then Blue Silk
2. Sophisticated Lady
3. AT-FW-YOU
4. Peggy's Blue Skylight
5. So Long Eric

Clifford Jordan - tenor saxophone
Eric Dolphy - bass clarinet, alto saxophone
Jaki Byard - piano
Charles Mingus - bass
Dannie Richmond - drums

Recorded on April 26, 1964 at The Town Hall, Wuppertal, West Germany.

Charles Mingus / Mingus In Europe Volume 1

2010年11月2日。ふと思い立って、所有するアルバムのブログを開設した日。無謀にも一日一枚を目標としたので、タイトルを『日々JAZZ』とした。それから10年近くが経過し、ブログ数が3,900件となった。現時点では目標達成であり、所有アルバムのブログも2巡目となった。つまり、このアルバムMingus In Europe Volume 1が記念すべきブログ第1号だったのである。

このアルバムのCDをずっと探していて、ようやく安価な中古を手に入れた。問題なく再生できることを確認して一安心。ところが、ライナーノーツは寺島靖国氏。案の定、解説ではなく感想なのである。簡潔に解説すると、1964年4月のミンガス・グループのヨーロッパツアーはエリック・ドルフィーを引き連れ、10日のアムステルダムから始まり28日の西ドイツまで。その最終公演を目前にしたアルバムである。従って、演奏そのものに余裕があり、ミンガス自身が強烈な個性を前面に出すことはせず、メンバー全員が楽しんでいる感じだ。

1. Fables Of Faubus
2. Starting
3. Meditations

Clifford Jordan - tenor saxophone
Eric Dolphy - alto saxophone, bass clarinet, flute
Jaki Byard - piano
Charles Mingus - bass
Dannie Richmond - drums

Recorded on April 26, 1964 at The Town Hall, Wuppertal, West Germany.