Ornette Coleman / Skies Of America

オーネット・コールマンが、ロンドン交響楽団とアビー・ロード・スタジオで録音したアルバム。全21曲から構成される組曲であるが、コールマンは7曲でしかアルトサックスを吹いていない。つまり、ジャズミュージシャンとしてのコールマンを聴くのではなく、作曲家コールマンを聴くアルバム。

本来ならば、当時のコールマン・グループのメンバー(デューイ・レッドマン、チャーリー・ヘイデン、エド・ブラックウェル)が参加する予定であったが、英国のミュージシャン組合規則によって妨げられてしまった。そもそも、組曲『アメリカの空』をロンドンで録音することに無理があったような気がする。星条旗から赤、青、白の鳥が飛びだっていくジャケット。本作の録音を終えても、コールマン自身は舞い上がる気持ちにはなれなかっただろう。

1. Skies Of America
2. Native Americans
3. The Good Life
4. Birthdays And Funerals
5. Dreams
6. Sounds Of Sculpture
7. Holiday For Heroes
8. All Of My Life
9. Dancers
10. The Soul Within Woman
11. The Artists In America
12. The New Anthem
13. Place In Space
14. Foreigner In A Free Land
15. Silver Screen
16. Poetry
17. The Men Who Live In The White House
18. Love Life
19. The Military
20. Jam Session
21. Sunday In America

Ornette Coleman - alto saxophone (tracks 11,14-18,20)
London Symphony Orchestra - instruments
David Measham - conductor

Recorded on April 17, 18, 19 & 20, 1972 at Abbey Road Studios, London.

Ornette Coleman / Paris Concert

日本国内のみで発売された2枚組LP。悠雅彦氏の1977年2月6日付けのライナーノーツには、次のことが書かれている。「75年5月にトリオ・レコードのディレクターと共にコールマン宅を訪ねた。トリオの目的は、オーネット自身が所有する未発表テープの販売権獲得。その交渉の結果として生まれたのが本作なのだが、承諾を得た音源とは異なるテープが送られてきた。資料不足で詳細は分からず、はっきりしているのはメンバー構成のほか、1971年にパリで行われたコンサートの実況録音ということ」。

ただし、最後の曲All Day Affairでは、デューイ・レッドマンが参加していない。しかも、悠氏も書いているように、コールマンが何度か演奏してきたDoughnutsと酷似している。この曲を収録している3枚のアルバムTown Hall 1962, An Evening With Ornette Coleman, At The Golden Circle, Stockholm Vol.1と聴き比べたら、本作での演奏メンバーはDavid Izenzon(デヴィッド・アイゼンゾン)とCharles Moffett(チャールズ・モッフェット)のようだ。正確なデータによるCD化を望んでいるだが…。

1. Second Fiction
2. Summer-Thang
3. Silhouette
4. 14 Juillet
5. Fantasy 77
6. Reminiscence
7. All Day Affair

Ornette Coleman - alto saxophone, trumpet, violin
Dewey Redman - tenor saxophone, oboe musette
Charlie Haden - bass
Ed Blackwell - drums

Recorded in November 1971 in Paris.

Ornette Coleman / Science Fiction

最近、このアルバムの存在を知った。コールマンのディスコグラフィーを詳細に調べたことがなかったので、縁が無かったのだろう。中古CDを見つけて、すぐに注文。入手後、立て続けに数回聴いた。3回のセッションで構成され、曲に応じてメンバーを入れ替えている。前作Friends and Neighborsの録音は1970年2月なので、約1年半かけて本アルバムの構想を練っていたのだろう。アルバム全体が、一つの組曲のようにも感じる。

全曲に参加しているのは、コールマンを除いてチャーリー・ヘイデンのみ。ヘイデンのベースに酔いしれるアルバムでもある。注目すべきはタイトル曲。David Hendersonによる詩の朗読と赤ん坊の泣き声?をフリー的な演奏にかぶせている。このHendersonという人物が何者なのか?そして、どういう詩の内容なのか?赤ん坊の泣き声の意味は?残念ながら、1997年12月付けでライナーノーツを担当した青木和富氏は何も語っていない。明らかに手抜きだ。

1. What Reason Could I Give?
2. Civilization Day
3. Street Woman
4. Science Fiction
5. Rock The Clock
6. All My Life
7. Law Years
8. The Jungle Is A Skyscraper

Ornette Coleman - alto saxophone, trumpet, violin
Don Cherry - pocket trumpet (tracks 2-4)
Bobby Bradford - trumpet (tracks 4,7,8)
Carmine Fornarotto - trumpet (tracks 1,6)
Gerard Schwarz - trumpet (tracks 1,6)
Dewey Redman - tenor saxophone, musette (tracks 1,4-8)
Charlie Haden - bass
Billy Higgins - drums (tracks 1-4,6)
Ed Blackwell - drums (tracks 1,4-8)
David Henderson - recitation (track 4)
Asha Puthli - vocals (tracks 1,6)

Tracks 2, 3, 7 & 8
Recorded on September 9, 1971 at Columbia Studio E, NYC.

Track 4
Recorded on September 10, 1971 at Columbia Studio E, NYC.

Tracks 1, 5 & 6
Recorded on October 13, 1971 at Columbia Studio E, NYC.