かぐや姫 / The Kaguyahime Forever

高校生の頃、かぐや姫は追っかけなかった。いい曲を出していたけど、自分にとって深い曲はあまりなかった。そのうち、志向はジャズへ。

結果、彼らのレコードも一枚も購入せずに時間が過ぎた。1992年10月、世田谷・羽根木の雑居まつりに子供を連れて遊びに行った。この祭りに行ったのは2回目。

祭りから帰る公園の中、中古レコードを売っている出店を発見。冷やかしに覗いてみたら、この2枚組みLPが200円ぐらいで売っていたので購入。

ネットで調べると、2011年が第36回とあったので、この時は第17回。これだけ長く続けられるとはたいしたものである。下の写真で踊っていた女性達は、その時からプラス20歳となっている訳である…。

追記:2020年は第45回だったが、コロナの影響で中止(2021.4.18付け)。

Disc 1
1. この秋に
2. 君がよければ
3. ひとりきり
4. ペテン師
5. 赤ちょうちん
6. あの日のこと
7. マキシーのために
8. あてもないけど
9. うちのお父さん
10. 眼をとじて
11. 加茂の流れに
12. けれど生きている
13. 僕の胸でおやすみ

Disc 2
1. 神田川
2. 雪が降る日に
3. おもかげ色の空
4. こもれ陽
5. 今はちがう季節
6. 突然さよなら
7. 22才の別れ
8. あの人の手紙
9. アビーロードの街
10. なごり雪
11. 黄色い船
12. 妹
13. 好きだった人

発売 1975年3月15日

板橋文夫 / WATARASE

今年のココファーム収穫祭は中止。例年のような足利前泊はなくなり、渡良瀬川を眺める機会も失われてしまった。そんなことをふと想い、棚から取り出したアルバム。2010年夏、青春18きっぷで北海道を一人旅。7月25日昼過ぎ、根室駅到着。そのままジャズ喫茶『サテンドール』へ。根室の目的は『サテンドール』、そして北方領土を肉眼で確認することだった。

『サテンドール』で、2時間近くジャズを聴きながら旅の疲れを癒し、ホテルのチェックインを済ませて、夜はビールを飲みに再訪。マスターの谷内田一哉さんが、常連のお客さん達に、このアルバムを紹介しているのを横で聞いていた。旅先の根室で、いつかは渡良瀬に行くこともあるだろうなぁ、と思いを巡らした。一人旅から戻って、さっそく注文。このアルバムを聴くと、ちょうど10年前の旅を思い出す。

Disc 1
1. Watarase / 板橋文夫- Watarase
2. Alligator Dance / 板橋文夫 - 濤 (初CD化)
3. Rise And Shine-full edit / 板橋文夫 - Rise And Shine (初CD化)
4. Good-bye / 板橋文夫 - 濤 (初CD化)
5. Up Into The Sky / 板橋文夫 - Nature
6. Ash / 板橋文夫 - Nature (初CD化)
7. Nippon Blues / 板橋文夫 - Impact (初CD化)
8. Don't Say Goodbye / 板橋文夫 - Red Apple (初CD化)

Disc 2
1. Watarase / 板橋文夫&Friends - ジャンボ・オブリガード!ブラジル
2. Watarase / 森山威男 - 虹の彼方に
3. Watarase / 板橋文夫 - ノース・ウィンド
4. Watarase / 森山威男カルテット - Smile
5. Watarase / 森山威男カルテット - Live At Lovely
6. 交響詩「渡良瀬」~ピアノと民謡と管弦楽のための / 板橋文夫 with 神奈川県フィルハーモニー管弦楽団 ft.金子友紀『横濱JAZZ PROMENADE 2001 シンフォニック in ジャズ2』 (初CD化)
7. Watarase / 板橋文夫 - 一月三舟

Released on July 23, 2005.

板橋文夫 / わたらせ

板橋文夫をミュージシャンと呼ぶのは、なんだか魚の骨が喉に引っかかってしまった感じがする。だからと言って、職人と言ったら彼は不本意だろう。ジャズを職業にした男。ならば、職人とのちがいは。「技」ではなく「魂」で仕事をしているから。

ピアノという楽器を操る彼特有の「技」はない、と思っている。しかし、そこには何一つとして迎合していない板橋文夫という「魂」を感じてしまうのだ。以下は、CD帯から。「幻の名盤と言われ、板橋文夫の名を世に知らしめた作品。CD化が待ち望まれていた一枚で23年振りの復刻。名曲〈渡良瀬〉〈グッドバイ〉収録」。録音は1981年10月で、2004年12月にリマスタリングされた。

1. Someday My Prince Will Come
2. Msunduza
3. I Can't Get Started
4. Tone - 利根
5. Watarase - 渡良瀬
6. Miss Cann
7. Good Bye

板橋文夫 - piano

録音 1981年10月12, 13日 / 東京・日本コロムビア第1スタジオ