井上陽水 / 氷の世界

「桜三月散歩道 ― だって狂った恋が咲くのは三月」の季節。『氷の世界』の発売40周年(2014年時)記念盤CD & DVD。フォーク なんて全く興味のない母だったが、陽水だけは拒否反応を示さなかったことを今でも覚えている。以下はDVDの解説から抜粋。

「今から40年前、日本で初めて売り上げ100万枚を達成した伝説のアルバムが発表された。当時25歳だった井上陽水の『氷の世界』だ。この傑作はどのようにして生まれたのか、貴重なマルチテープを発掘し、制作に加わったミュージシャンやスタッフの証言を交えて描き出す。そして陽水が40年前の自分と向き合い、アルバムの収録曲を新しいアレンジで演奏する。2013年12月28日 NHK BS プレミアムで放送。本編80分 + 特典7分」。

1. あかずの踏切り
2. はじまり
3. 帰れない二人
4. チエちゃん
5. 氷の世界
6. 白い一日
7. 自己嫌悪
8. 心もよう
9. 待ちぼうけ
10. 桜三月散歩道
11. Fun
12. 小春おばさん
13. おやすみ
14. 白い一日 [another take]

発売 1973年12月1日

古井戸 / Golden ☆ Best

改めてベストアルバムで19曲を聴いたものの、確かな記憶にあるのは数曲。強烈な印象があったグループだったのは覚えているが、しっかり聴いていなかったのも事実。「古井戸=さなえちゃん」という構図に引っ張られ過ぎていたのだろう。以下はCD帯から。

「70年代フォークシーンに独自の足跡を残した古井戸の音楽世界への道標となるベストセレクション。〈ちどり足〉〈ポスターカラー〉〈花言葉〉〈さなえちゃん〉をはじめ、エレックレコード在籍時代の彼らの代表作がこの1枚に結集」。

1. 抒情詩
2. ちどり足
3. 雨の日の街
4. 讃美歌
5. 四季の詩
6. 酒をのむの歌
7. ろくでなし
8. 花言葉 - さなえちゃん
9. びしょぬれワルツ
10. あした引越します
11. 通り雨
12. おいてきぼり
13. 夕立ち
14. ひなまつり
15. たまにはいい
16. 終わりです
17. 退屈
18. 落葉の上を
19. ポスターカラー

加奈崎芳太郎 / 仲井戸麗市

発売 2002年11月20日

1970年 全日本フォーク・ジャンボリー「だからここに来た!」 [DVD]

CD『1970年 全日本フォークジャンボリー』では、こんなことを書いた。「2枚組LPで所有していたが、高校時代に渡米する友人に贈ってしまった。LPには、小室等と六文銭の〈ゲンシバクダンの歌〉、岡林信康の〈私たちの望むものは〉が入っていたと思うのだが、CDでは割愛されている。前者は放送禁止歌、後者は著作権の問題と想像する。LPやCDに音楽史を残す価値があると考えれば、非常に残念である」。しかし、このDVDには、「ゲンシバクダンの歌」と「私たちの望むものは」が挿入されているのだ。

Disc 2はオマケみたいな存在。はっぴいえんどのアルバム『風街ろまん』の時代を風景にした映像。はっぴいえんどのメンバーは写真でしか登場しない。岡林信康と泉谷しげるの対談は、何かを論じるのではなく昔話で終わっている。