爽快。この2文字が本作にはぴったり。それを感じるには、ジャズ歴40年が必要かもしれない。所有するジャック・ウィルソンのアルバムは、この1枚だけ。なにしろ、超マイナーなジャズピアニスト。有形文化財となりつつあるジャズ喫茶で、ウィルソンのアルバムをリクエストして、即座に出て来るのは数パーセントだろう。
だが、Wikipediaでジャック・ウィルソンを調べてみたら、意外にもリーダーアルバムを12枚も出していることが判明。しかし、大物ジャズマンとのセッションが全く無いのが、超マイナーの理由。本作は誰がリーダーでも構わないから、集まったメンバーでセッションをやろうという感じ。そのことが、ジャズの醍醐味を味わえる1枚になったと言える。
1. Do It
2. On Children
3. A Time For Love
4. Easterly Winds
5. Nirvanna
6. Frank's Tune
Jackie McLean - alto saxophone (tracks 1,2,4-6)
Lee Morgan - trumpet (tracks 1,2,4-6)
Garnett Brown - trombone (tracks 1,2,4-6)
Jack Wilson - piano
Bob Cranshaw - bass
Billy Higgins - drums
Recorded on September 22, 1967 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.